今月は少し旬を過ぎましたがさくらんぼ(オウトウ)について書いてみたいと思います。
オウトウ(桜桃)の事を「さくらんぼ」(桜ん坊)とも呼びます。生産者の方は木を桜桃、収穫して出荷できる状態のものをさくらんぼと呼ぶ方も居るようです。
オウトウ(桜桃)の野生種は、世界で約20種あります。この中で果樹として有用なものは、甘果オウトウと酸果オウトウです。
その他鑑賞を兼ねて果実を利用するものに中国オウトウがあります。
原産地は、甘果オウトウはイラン北部からヨーロッパ西部、酸果オウトウは黒海からトルコのイスタンブールにかけての小アジア、
中国オウトウは中国とされています。
わが国では、江戸時代初期に中国から中国オウトウが伝来しましたが、本種は寒さに弱く品質も劣ることから一部地域で鑑賞用に栽培されたにとどまりました。
甘果オウトウは明治初年にアメリカ、フランスから導入され北海道、東北地方で試植されました。
現在のオウトウの栽培面積は4660haで、山形県がそのうち61%を占め、ついで北海道14%、青森県、山梨県などでさいばいされています。
品種は「佐藤錦」(山形県の佐藤栄助が育成)が栽培面積の60%を占め次が「ナポレオン」(ヨーロッパ育成)9%
高砂(アメリカ育成)です。
最近巷で話題の「紅秀峰」はこれからどんどんシェアを伸ばしてくるかもしれないですね。
さて、皆さんの一番注目する良質果の選び方は、ジクが青々とし、しっかりしていることが重要です。次に果皮の色が鮮やかで、光沢のある果実を選びましょう。
そしてここからはオウトウの栄養成分について見て行きたいと思います。
まず最初に注目の成分としては難消化性の糖アルコールであるソルビトールが(4.6g/200g)と豊富に含まれています。
そのため便秘に悩む人に最適な果物です。
またソルビトールは、さわやかな冷涼感があり後味がすっきりするのが特徴の甘味成分ですが、虫歯に対する予防効果もしられています。
オウトウは赤い色素であるアントシアニン(アントシアンのうち糖分を含むもの)やフラボノイドなどの抗酸化成分を豊富に含んでいます。これらの成分には、ガンや心臓病、動脈硬化などの生活習慣病を予防する働きが認められています。
アントシアニンはブルーベリーの機能性で知られるようになった成分で、眼精疲労の回復に効果があると期待されています。
最近、オウトウに含まれているアントシアニンの一種であるシアニジンに、痛風などと関係する炎症反応を強く抑制する効果が見出されました。
最も注目される話題はオウトウの果実にメラトニンが発見されたことです。メラトニンは人の脳の内部、松果体で作られる睡眠のサイクルをコントロールする神経ホルモンの一種です。
*さらにオウトウはグリセミック・インデックス(G1)が21(ブドウ糖を100とした場合)とかなり低いので糖分を気にせず摂取することが出来るため、沢山召し上がることができます。
・・・・と色々書きましたが果皮がパリッとしていて果肉がジューシーで甘くてほんのりすっぱい、だからつい沢山たべてしまう!
その結果が太らなかったり病気の予防に自然と役に立っていたなら最高ですね。
まさにさくらんぼは「赤い宝石」ですね!
*グリセミック・インデックス(G1)の項目につきましては短い文章や言葉だけでは説明が不十分になってしまいますので、
ブログのほうで書かせていただいております。(タイトルはグリセミック・インデックス(G1)です)ダイエット効果はともかくとして糖尿病予防の観点からの期待が高いようです、興味のある方は是非ブログの方も読んでみてください。